2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧
人権には大別して、自由権、参政権、社会権の3つがあります。 自由権とは、公権力による介入を排除して個人の意思決定や活動を保障する人権です。表現の自由や職業選択の自由などがこれにあたります。公権力、つまり国家による介入を拒絶するものであること…
はじめに 以下の2本の記事を立て続けに読みました。 ハーバード大学の有名教授が「話を聞く力の低下」を警鐘 | あの白熱教室のマイケル・サンデルが… | クーリエ・ジャポン ブコメで寄せられる80%のコメントはバカによるものと思うべき - サブカル 語る。 こ…
「踏絵法」という架空の法律を題材に、「憲法によって国家権力を制限し国民の権利を保障する」ということについて考えてきました。最後に1点、見落とされがちなことを指摘しておきましょう。いわゆる私人間効力の問題です。 これまでくり返し述べてきたよう…
増田での個人攻撃の度が過ぎる - U.G.R.R.にて言及したはてな匿名ダイアリーの記事「まともなフェミニストはこれをどう思うの」が消えたことに伴い、上記拙記事中のid記載を削除した(おって本記事へのリンクを追加する)。 また、上記拙記事の注3に「前掲注…
「憲法によって国家権力を制限し国民の権利を保障する」ということの理解を助けるため、「踏絵法」という架空の法律の成立を仮定し、その内容について説明してきました。 さて踏絵法施行下において踏絵検査が実施され、検査を拒否したAが起訴されました。す…
はじめに いや本当に酷い。 以下のはてな匿名ダイアリー(通称「増田」)の記事とそれに対する反応の話。 まともなフェミニストはこれをどう思うの はてなブックマーク - まともなフェミニストはこれをどう思うの ネットリンチ的なふるまいはやめましょう ま…
世の中の多くの場面において問題とされているのは立憲的意味の憲法であり、この意味での憲法は国家権力を制限し国民の権利を保障することをその役割としている、と述べました。 さて、「憲法によって国家権力を制限し国民の権利を保障する」ということについ…
「憲法の役割とはなにか」ということは単純な知識の問題にすぎず、本来リベラルとの関係で論じるような話題ではないかもしれません。しかし、傾向としてリベラルはこの点をおおむね正しく理解しているのに対し、リベラルを批判する人は必ずしもそうでないよ…
「わたリベ」は、「わたしのかんがえたリベラル」の略です。 すでに述べたとおり、このカテゴリはわたしが「この程度は共有しておいてほしい」と思うような基礎知識について扱う記事のために設けたものです。最初は「基礎知識」や「憲法」といったカテゴリに…
これからは「この程度は共有しておいてほしい」と思うような基礎知識についても、本ブログで伝えていくことにしました。こうした基礎知識を扱う記事については、なるべく多くの方に共有してもらうため、できるだけ文字数を少なくするよう心がけようと思って…