池袋の事故が騒がれた理由(推測)

かなり下品な話題ではあるのですが、詳しい方がいればご教示いただきたいという気持ちが勝ったので書くことにします。2名が死亡した池袋の事故に関して、きょうもえ(id:kyoumoe)さんの以下の記事に接しました。 「回復を待って逮捕」を知らない人間は普段…

飽きもせずに同じことを……

とりあえず なんでもいいから書いておかないと、どんどんブログ更新が億劫になってしまう……。 「ジェンダーバイアスのかかった漫画は滅びればいい」。漫画家・楠本まきはなぜ登場人物にこう語らせたのか | ハフポスト 楠本まき"ジェンダーバイアスのある漫画…

記事の修正

以下の過去記事を読み返す機会があったのだが、その際文章として少し気になる部分があったので修正を施した。内容面での追加、変更等を伴うものではない。 国民主権とリベラル(4) - U.G.R.R.

普天間は返還されるのか

以下の記事とそれに対する反応に接しました。 沖縄県民投票「反対」多数確実 有権者の4分の1を超える勢い | NHKニュース はてなブックマーク - 沖縄県民投票「反対」多数確実 有権者の4分の1を超える勢い | NHKニュース 辺野古埋立てに対する圧倒的多数…

素面ではできないな

折にふれて述べていることですが、はてな匿名ダイアリー(以下、「増田」といいます)における個人への言及は基本的に規約違反であり、削除を申し立てれば当然その記事は削除されますし、悪質な場合は投稿者へのはてな利用停止措置もあります。 規約違反の記…

エホバの証人の思い出

こんな匿名記事に接しました。 エホバの証人って本当にそんなにヤバいのだろうか? いろいろあってエホバの証人を辞めたという人が、「一般人がどうしてこの宗教を危険視するのか分からない」との疑問を呈する、といった内容。 基本的には私もこの方の疑問に…

不快を理由にした規制もありうる

ちょうどいいタイミングで以下のまとめ記事に接したので、このあたりで最近続けていた表現規制をめぐる話題について改めて要点を記しておきたいと思います。 「間接的に誰かを傷つけるかも知れない」を理由に規制すると創作物全滅の可能性。『not for me』の…

太宰メソッドを越えて

はじめに はてなのことばに、「太宰メソッド」というものがあります。自らの個人的な好悪の感情などを「世間」や「みんな」といった大きな主語に託すことで、自分の責任は回避しつつ、発言に権威や説得力をもたせようとする手法をいい、太宰治『人間失格』の…

異常なシェア数

昨日の記事*1のフェイスブックにおけるシェア数が異常に多くなっています。現時点で、8865。なぜこんな数字が出ているのか、理由がまったく分かりません。 記事内容は本ブログの運営方針に関する単なる連絡であって、さして注目を集める要素などないはずです…

本ブログの閲覧不許可について

私は、野放図なふるまいを看過することが寛容だとは必ずしも思いません。 したがって、無礼な態度をとられたときには謝罪を求めることがあります。 この謝罪の要求に対して、納得できる理由提示のないまま謝罪を行わない者に対しては、場合によっては本ブロ…

またか

記事にするほどのものでもないかもしれませんが、関係あるようなないような話を2題。 ゴミ また出たよ。 テクニシャン型コリアン国士yas-malさんの着地点 はてな匿名ダイアリーで個人攻撃。 定期的にこういう卑怯者がわいてくるので私も定期的にこれを言わな…

危害原理という信仰

はじめに 大手コンビニが成人向け雑誌の販売を取りやめるとのこと。 ファミリーマート「成人向け雑誌」の販売中止を決定 「取り扱いをやめる方針はない」から一夜明け一転 - ねとらぼ 成人向け雑誌販売 ファミリーマートも取りやめへ | NHKニュース 取りやめ…

朝鮮学校授業料無償化除外を考えるために

はじめに 朝鮮学校授業料無償化除外に関するニュースとそれに対する反応に接し、人びとの無理解ぶりが目に余ったため、先日、「そもそも朝鮮学校授業料無償化除外とはなにか」ということについて説明する記事を書きました。 誰でも分かる朝鮮学校授業料無償…

誰でも分かる朝鮮学校授業料無償化除外の基本

はじめに 以下の記事とそれに対する反応に接しました。 授業料無償化の朝鮮学校対象外 日本政府「差別には当たらず」 | NHKニュース はてなブックマーク - 授業料無償化の朝鮮学校対象外 日本政府「差別には当たらず」 | NHKニュース 朝鮮学校授業料無償化除…

表現規制とリベラル

はじめに 表現の自由ははてなでも度々ホットエントリーにあがる人気のテーマであり、少し検索するだけでも実に多くの記事が見つかります。しかし、では表現の自由をめぐる問題がさまざまな立場から論じられているかというと、必ずしもそうは言えません。実は…

具体的に何が行われたかは重要という話など

以下の記事とそれに対する反応に接しました。 「人権派」な人の性加害案件を見て、父の精神的虐待を思い出した話 - 宇野ゆうかの備忘録 はてなブックマーク - 「人権派」な人の性加害案件を見て、父の精神的虐待を思い出した話 - 宇野ゆうかの備忘録 本題に…

公共の福祉とリベラル(4)

「公共の福祉」を人権に内在するものだとする考え方を説明し、これがリベラルも支持する現在の通説的な立場であると述べました。 最後にケーススタディーとして、自民党の憲法改正草案*1を見てみましょう。現行憲法中「公共の福祉」という文言が用いられてい…

公共の福祉とリベラル(3)

「公共の福祉」を人権に内在するものと捉えるかどうか、という視点を提示したうえで、まずは人権の外にあるものだとする考え方について紹介しました。 しかし、今なおこうした考え方を支持するという人はあまりいません。それは、こうした考え方が「公共の福…

自由主義が不自由を招く?

以下の記事とそれに対する反応を読みました。 どんどん清潔になっていく東京と、タバコ・不健康・不道徳の話 - シロクマの屑籠 はてなブックマーク - どんどん清潔になっていく東京と、タバコ・不健康・不道徳の話 - シロクマの屑籠 この手の話題でいつもお…

公共の福祉とリベラル(2)

人権も決して無制約というわけではない。そして、その制約を論じる際に出てくるのが「公共の福祉」であるということを述べました。 「公共の福祉」の意味をめぐってはこれまでに多くの議論がなされていますが、本記事ではその詳細に立ち入らずポイントのみを…

公共の福祉とリベラル(1)

憲法は、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」として保障しています。このことを規定した憲法11条を引用しておきますので、確認してください。 11条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵す…

外国人の地方参政権とリベラル(2)

地方自治体レベルの参政権については、国政レベルの参政権とは異なる観点からの憲法上の要請があり、外国人にもこれを認めることができるかどうか議論の余地があるという話をしました。 最後に、この問題について自民党の改憲草案*1 がどのように考えている…

外国人の地方参政権とリベラル(1)

以前リベラルの多くは国民主権を支持していると述べましたが、地方参政権については微妙なところがあります。国政レベルの参政権が国民のみに与えられることは国民主権の原理から自然なことですが、地方自治体レベルの参政権についても同じく国民のみに与え…

知識の足りない人が他人に「知識が足りない」と嘯くネット社会

ちょっとした地獄のような きっとアルファなブックマーカーになるためには、日々生起するさまざまな出来事にいちいちコメントをつけ、観客に少しでも多く「この人は物事をよく知っている」と思ってもらわなければならないのでしょう。そのご苦労が大変なもの…

外国人の人権とリベラル(2)

リベラルも判例*1と同様、基本的人権の保障は、権利の性質上国民のみを対象としているものを除き外国人にも及ぶと考えているけれど、重要なのはどのような人権がどの程度保障されるかということだ、と述べました。 一例として紹介した判例を少し詳しく見てみ…

外国人の人権とリベラル(1)

日本国憲法は第3章で基本的人権の保障について規定していますが、その表題は「国民の権利及び義務」となっています。そこでこの「国民」という文言をとらえて、「基本的人権が保障されるのは日本国民だけだ」と主張する人が、ときおり見受けられます。 しか…

国民主権とリベラル(4)

ロールズの理論の背後にあるものと、「国民主権」の意味について説明しました。 ロールズの理論の背後にある「何人も、偶然与えられたいかなる有利な条件についてであれ、これを排他的に保持する正当な根拠を有しない」という考え方を多くのリベラルは支持し…

国民主権とリベラル(3)

ロールズの提唱した正義の二原理と、それに根拠を与えた「無知のヴェール」という概念装置について説明してきました。 こうしたロールズの理論の背後にあるのは、「何人も、偶然与えられたいかなる有利な条件についてであれ、これを排他的に保持する正当な根…

国民主権とリベラル(2)

リベラルの多くは憲法前文に謳われている国民主権を支持していると述べました。ここで国民主権を支持するとはつまり、その前提として国民国家という枠組みを支持するということでもありますが、個人的には、これはリベラルとしていささか不徹底ではないかと…

国民主権とリベラル(1)

憲法前文を読んだことはありますか。以下に引用しますので、読んだことのない人はこの機会に目を通してみてください。 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全…