id記載の削除等

増田での個人攻撃の度が過ぎる - U.G.R.R.にて言及したはてな匿名ダイアリーの記事「まともなフェミニストはこれをどう思うの」が消えたことに伴い、上記拙記事中のid記載を削除した(おって本記事へのリンクを追加する)。 また、上記拙記事の注3に「前掲注…

憲法の役割とリベラル(3)

「憲法によって国家権力を制限し国民の権利を保障する」ということの理解を助けるため、「踏絵法」という架空の法律の成立を仮定し、その内容について説明してきました。 さて踏絵法施行下において踏絵検査が実施され、検査を拒否したAが起訴されました。す…

増田での個人攻撃の度が過ぎる

はじめに いや本当に酷い。 以下のはてな匿名ダイアリー(通称「増田」)の記事とそれに対する反応の話。 まともなフェミニストはこれをどう思うの はてなブックマーク - まともなフェミニストはこれをどう思うの ネットリンチ的なふるまいはやめましょう ま…

憲法の役割とリベラル(2)

世の中の多くの場面において問題とされているのは立憲的意味の憲法であり、この意味での憲法は国家権力を制限し国民の権利を保障することをその役割としている、と述べました。 さて、「憲法によって国家権力を制限し国民の権利を保障する」ということについ…

憲法の役割とリベラル(1)

「憲法の役割とはなにか」ということは単純な知識の問題にすぎず、本来リベラルとの関係で論じるような話題ではないかもしれません。しかし、傾向としてリベラルはこの点をおおむね正しく理解しているのに対し、リベラルを批判する人は必ずしもそうでないよ…

カテゴリ「わたリベ」について

「わたリベ」は、「わたしのかんがえたリベラル」の略です。 すでに述べたとおり、このカテゴリはわたしが「この程度は共有しておいてほしい」と思うような基礎知識について扱う記事のために設けたものです。最初は「基礎知識」や「憲法」といったカテゴリに…

本ブログの今後の運営方針等

これからは「この程度は共有しておいてほしい」と思うような基礎知識についても、本ブログで伝えていくことにしました。こうした基礎知識を扱う記事については、なるべく多くの方に共有してもらうため、できるだけ文字数を少なくするよう心がけようと思って…

アベ政治を許さない考

月山は月山と呼ばれるゆえんを知ろうとする者にはその本然の姿を見せず、本然の姿を見ようとする者には月山と呼ばれるゆえんを語ろうとしないのです。 森敦『月山』*1 しかし「アベ政治を許さない」というのは不思議なフレーズです。散文的なようで、どこか…

サヨナラ、ではない

以下の記事に接した。 「サヨクにサヨナラを」 アメリカで"#walkaway"というムーブメントが起きている、という内容だ。記事によれば、これはポリコレのバックラッシュとでも言うべきもので、「もう今の左派には付き合いきれない。サヨナラだよ」って感じの決…

IDコール等について

はじめに id:xevraさんの7年前のブックマークコメントを批判する匿名記事*1を見かけた。それ自体はつまらない、どうでもいいような話題だったのだが、記事に寄せられたid:white_roseさんのブックマークコメントが気になった。 xevra「日本なんか5年後から子…

どう見ても「ホモ」ネタ

以下の記事に接した。 『ドラえもん』でLGBT差別な表現が……この時代にまだ「同性愛はキモい」と発信するか?! | ヨッセンス 2018年8月3日に放送された『ドラえもん』が、LGBTへの差別意識を助長する酷い内容だったという。私はその回を視聴していないが、…

「主権」の意味

伊勢崎市議会議員伊藤純子の以下のツイートに接した。 今一度、辞書で調べてみてください。主権とは「国民および領土を統治する国家の権力。統治権」の意。「国家が他国からの干渉を受けずに独自の意思決定を行う権利。国家主権」。つまり、国語的に、主権は…

「保守」するべきもの

前回は、保守主義の父バークが、啓蒙主義ないし人権思想について、あまりにも物事を単純に捉えすぎるものだとして疑義を呈していたことをお話ししました。今回は、そのバークが「保守」しようとしたものは何か、そしてそれはこんにちの社会にも残っているの…

保守が人権を否定するのは自然なこと

それにしても杉田水脈が月刊誌「新潮45」に寄稿した例の文章はとんでもないものでした。ここまで酷いものが出てくると、「杉田は真の保守ではない」などと彼女を例外的な存在として処理しようとする向きもあるかもしれません。それが完全に誤りであるとは言…

被告人は聖人ではない

レジナルド・ハドリン監督『マーシャル 法廷を変えた男』(2017年公開)を見た感想を記す。内容への言及を含む。 マーシャル 法廷を変えた男 (字幕版) 発売日: 2018/01/01 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 白人女性エリー・ストルービン…

君が代不起立での再雇用拒否は何が問題か

君が代斉唱の際に起立等をしなかった都立高校の元教員ら22人の再雇用等拒否にかかる裁判で、19日、最高裁が、1,2審をくつがえし、再雇用等を行わなかったことは裁量の範囲内であると判断したとの報道と、それに対する反応に接した。 君が代不起立で再雇用せ…

恥を知るということ

以下の記事を読んだ。 インターネットは人類に早すぎた - さよならドルバッキー 内容はおおむね首肯できるものだった。「ネットリンチ」という言葉が感覚で使われているようで腑に落ちないとの由、たしかに現状ではこの語の定義が共有されていないためにすれ…

等身大の公民権運動

エヴァ・デュヴァネイ監督『グローリー/明日への行進』(2014年公開)を見た感想を記す。内容への言及を含む。 グローリー/明日への行進 [DVD] 出版社/メーカー: ギャガ 発売日: 2016/01/06 メディア: DVD この商品を含むブログ (9件) を見る 黒人の選挙権…

「死刑廃止国では現場射殺」はなぜダメか

はじめに 死刑制度の存廃に関する話題で、「死刑廃止国では現場で犯人を射殺している」という類のコメントを見かけることがある。これらの多くは主張の体すらなしておらず、まともに取り合う者などほとんどいないと思っていたのだが、必ずしもそうではないよ…

「日本人差別」だけは許さない?

もちろんそんなことはないと思うが。 本日公開された、はてなによる差別的表現を含むブログへの対処にかかる一事例を興味深く読んだ。 差別的表現を含むブログに対する通報 - はてな情報削除・発信者情報開示関連事例 - 機能変更、お知らせなど 日本人男性に…

ネットリンチについて

はじめに ネットリンチについて 総論 「他者の言動等」 「多数によって」 「いっせいに」 「攻撃」 おわりに 2018年7月3日追記 はじめに 先日、読者の方からネットリンチに関する質問をいただいた。当該の質問に対する回答はすでに行っているが、この機会に…

低能先生が残した問題(2)

低能先生と一般ユーザーとの差 前回の記事で、低能先生の悪罵はほとんど総叩きといってよいほどに厳しく指弾されているものの、彼程度の悪罵を投げつける者ははてなにはいくらでもいる旨を述べた(だから問題ないということではもちろんなく、他人事のような…

低能先生が残した問題(1)

はじめに はてなユーザーの関係する大事件が起きてしまった。はてなで「低能先生」と呼ばれていた人物が、id:hagexさんを殺してしまったようなのだ。すでにこの事件については多くの方がコメントを寄せているが、まだ十分にふれられていない点もあるように思…

別ブログ開設の件

前回記事はホットエントリーにも入り一定の周知を果たせたものと考えているが、2018年5月10日現在、特にご要望をいただいていないため、別ブログの開設は行わないこととする。もっとも、前回記事でとりあげた話題は沈静化するどころか狂騒の度を増しているよ…

「ネトウヨ」による懲戒請求への「反撃」について

以下のような記事を見かけて、このところモヤモヤしていた。 余命ベギラゴン ~懲戒請求を煽る人、煽られる人~ - Togetter 【5分でおさらい】ネトウヨの皆さんが弁護士に集団で懲戒請求中の件 - NAVER まとめ バカげた懲戒請求を行われた弁護士らが、懲戒請…

佐川証言プレイバック

佐川宣寿の証人喚問は証言拒否の多さばかりが取りざたされ、証言内容自体も国会を愚弄する悪質なものであったことに必ずしも注目が集まらなかった憾みがある。佐川の立件は見送られる方針であるとのことだが*1、ここで改めて佐川証言のうち私の印象に残った…

福山雅治や木村拓哉でもセクハラはNG

以下のまとめに接した。 痛いニュース(ノ∀`) : 【悲報】 女性弁護士「福山雅治さんや木村拓哉くんなら、セクハラされてもOK」 - ライブドアブログ ミヤネ屋という番組において、住田裕子が宮根誠司と行ったセクハラ(ボディタッチ)についての次のようなやり…

留置権と同時履行の抗弁権

留置権と同時履行の抗弁権との違いがピンとこないという記事を見かけた。 やはり基本的には、条文、判例、基本書をきちんと読みこむというのが大切だろうと思う。当然のことではあるが、条文については意外とおろそかにする方が多い。 一方、こうした作業を…

おすすめの記事

本ブログの記事数が100を超えた。たいした量でもないが、はてなブログは過去記事の検索がしにくいので、投稿数の多い2015年の記事の中から比較的おすすめできるものを5本紹介しておきたい。 被害者の命と加害者の命 arecolle.hatenablog.com 死刑廃止の主張…

「自称中立」でした

少し前にかつて「ネット右翼」だったという琉球新報記者についての記事がありましたが、私も10代のころは、「ネット右翼」ではないにせよ、少なくとも「自称中立」とか「冷笑主義」などと批判されるタイプの人間でした。私は幸いこんにちではそうした考え方…